キャバクラ時代

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キャバクラで授業料を払ってきた話。

 

キャバクラに一時期、毎日のように通っていたことがあります。

 

同じお店じゃなくて、いろんなお店にまんべんなく行く感じ。毎晩毎晩よくやってたと思う。

仕事終わって、ジム行って筋トレして、スポーツウェアのままキャバクラとかよく行ってたなと思う。

 

やることがいちいち童貞くさい…

 

何人かで行くこともあれば、一人で行くこともありました。酔ってベロベロの状態で行くときもあるし、一滴も飲まずにシラフで行ったりもしました。

 

目的は女の子との会話スキルを磨くためで、いかにキャストを楽しませられるかに焦点を当てて、ストイックに通っていたんです。

 

抱きたいとか付き合いたいという欲望はすて、キャバクラに行ったあとには問題点を整理し、反省して次のキャバクラへ備えておりました。

 

最初はひどいもので、キャストに気を使わせてばかりでした。

自分語りをしてみたり、カッコつけてみたり、オレすごい感を出してみたり

ディスってみたり、褒めてみたり、

心理学の本を読んでそのままやってみたり…笑

女の子の気をひくことばかり考えていました。

 

おっぱいのこぼれそうな衣装と場の雰囲気に飲まれてしまっていたんですよね。

下心がありすぎるんだろうなぁ…

 

気をひくために何かをする必要はなくて、ただの人と人とのコミュニケーションをしっかりするだけだと気づくまで、随分授業料を払っちゃいました。

 

たくさんお金を払って気づいたのは、

普段のコミュニケーションがちゃんとできるかどうかだったんですよね。

当たり前のことを当たり前にできるかどうか。

 

キャバ嬢だからとか、女の子だからとかそんなのほとんど関係ない。

 

相手の伝えようとしていることを真剣に聞く。

理解するために真剣に聞く。

聞いた話を自分の言葉で素直に表現する。

 

話を真剣に聞くというのは、今もまだまだ勉強中なのだけど、

この当たり前のことができるかどうかだと思う。

本当によく耳を傾けていないと大事なことを聞き逃していたり、言葉だけじゃなく、表情や声色、体の動きなど話を真剣に聞くのは奥が深くて難しいです。

 

自分の話を聞いてくれない人に心を開こうとは思わないですよね?

この人に話しても無駄だと考えると思います。

 

反対に、話をしっかり聞いてくれる人には心を開こうと思います。少なくとも自分ならそう思います。

 

私、そんな簡単なことにすら気づいてなかったんですよね。そりゃーモテないよ。残念なオレ…

 

女の子との会話を学ぶために、別にキャバクラでやらんでもって話なんですが、当時はそれだ!と思い込んでいたんですよね…

痛い、痛すぎる…

元は全然取れてないと思います。

 

今考えれば、飲み屋でもカフェでもその辺の女の子に話しかければええやんと思いますが、

きっと当時の自分はそんなことできないくらい下心に溢れていたんでしょうね…笑

 

溢れる下心をお金を払うことでセーブするみたいな。うーん…我ながらとても気持ち悪い。

 

こんなことマネする人はおらんと思うけど、キャバクラに通わなくても会話スキルは学べるということを今回はお伝えしたかったです。