Pさん
割と長い間、女性と付き合うには告白しなきゃいけないと思いこんでました。
二人きりになれるところに呼び出して
「好きです!付き合ってほしい!」
ってやってたんですよ…
あぁ恐ろしい…
うまくいくかどうか博打です。
手も握ったこともなければ、まともに喋れてもないのに
何度か食事したり、遊んだりしただけで
すぐ告る。
スキあらば告る。
自分さえ良ければそれでいいという、圧倒的な自己中心的な考え方。
これでうまくいくと思っているところが恐ろしい。
いくら恋をして頭がバカになっているとはいえ、これはひどい…
アドレナリンやドーパミンがじゃんじゃん出まくってたんでしょうね。かわいそうに…
普通に考えたらわかるはずなのに、脳が中2だから突っ走っちゃう。重いよ。
自分が好きという感情とお付き合いするためにどうすべきかという問題解決の2つを混同してしまっていたんですよね。
相手が何を考え、どう感じているか全く考えていなかったんだと思います。
「こんなに好きなのに、どうして振り向いてくれないんだ!」って髪をかきむしっていました笑
あまりにもうまく行かなすぎるので、うまい人を観察したり、本を読んで勉強したりしました。
ここでようやく観察し始めるところが、自分のどんくさいところです。
知り合いのPさんは、いつもモテモテでした。
老若男女問わずモテモテ。
見た目はいたって普通ですが、眼光鋭く、
10代で子供を授かったバツイチの既婚者。
いつも彼の周りには人が集まってきます。
彼がいるだけで場が明るくなるような、そんな人。
独身のころにはコンビニで出会った女性や、信号待ちで出会った女性とすぐ仲良くなってホテルに行くようなツワモノでした。
私は彼のことがすごく羨ましかったんです。
人気者だし、話も面白いし
色んな人と出会って、次から次へと面白い体験を重ねるところや、人を惹きつける力がとても羨ましかった。
心の中でマネしようと決めました。
でも、うまくいかなかったんですよね。
もともとの経験も育ってきた環境も違うので、うまくマネできない…
行動の基準もよく分からないし、自信がないので上っ面だけマネしても無理してる感じがどうしても出てしまう…
マネすらできないんか…
自分が情けなかったです。
今思えば、恥ずかしがらずに憧れていると正直に告白して、どうすれば良いか相談すればよかったのにと思います。
つづく。